全国の学校では、一人一台タブレットが導入され、ICTを活用した授業実践が進んでいますね!
しかし、ICTといっても活用の幅は様々なので、今日は活用例をいくつかまとめてみました!
GIGAスクール構想とは?
GIGAスクール構想とは、1人1台の端末と高速通信環境の整備をベースとして、Society 5.0の時代を生きる子供たちのために「個別最適化され、創造性を育む教育」を実現させる施策です。
GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略で、「全ての人にグローバルで革新的な入口を」という意味が込められています。
GIGAスクール構想の発表当初、文部科学省はリーフレット「GIGAスクール構想の実現へ」にて
1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワーク環境の整備を取り組みの中心に位置づけていた。
2023年度までの1人1台端末の整備を掲げて取り組みが進んでいた中、新型コロナウイルスの流行と新たな生活様式への対応を受けて、GIGAスクール構想は急加速していきました。
「GIGAスクール構想の加速による学びの保障」として追補版が発表され、補正予算も4,610億円と大きく増額されました。
その結果、2022年2月現在、ほとんどの自治体ですでに1人1台端末や高速通信ネットワークが実現できている状況となっています。
現在の取り組みの中心は、「授業や自宅学習での端末の利活用促進」「授業での活用事例の創出・共有」「教員の指導スキルの向上」「コンテンツのリッチ化」「高校のICT環境の整備」などの課題解決にシフトしてきています。
ICT活用事例 【難易度別まとめ】
ICTの活用事例をもとに作成しております。今回のOSはGoogleをメインとして考えておりますが、IOSでの活用の参考にもしてみてください。
今回の難易度わけは、難易度とICT活用度の2つの観点で見ていきます。
観点について
難易度: 活用するにあたっての難易度
ICT活用度: 生徒・教員がICTを活用できているかについて
この中から、活用してみたいものを見つけてみてください!
モニターに資料や動画を投影
難易度★☆☆☆☆
活用度★★☆☆☆
教室に設置されている大型モニターにパソコンの画面を投影し、教科書の資料や動画を提示する方法。
接続方法としては、Googleのchromebookであれば、Google castで画面を飛ばす。
iPadなどのアップル製品であれば、アップルTVなどが必要となる。
無線以外にも、HDMIケーブルで有線接続も可能なので、導入難易度は優しめ!
はじめての活用を検討される方はまずはここから!これだけでも、ICT活用をしているといって間違いありませんからね!
調べ学習でタブレットを使用
難易度★☆☆☆☆
活用度★★★☆☆
授業内で疑問に思ったことをタブレットで調べ、学習していく方法。先生側は、指示を出すことだけなので、こちらも導入難易度は優しめ!
しかし、調べ学習での活用は、タブレットの検索機能を十分に活用することができるため、生徒の主体的な学びにつながります。
導入の難易度の割に、生徒の得られる学びは多いものです!
【Googleスライド】を使用したプレゼン作成
難易度★★★☆☆
活用度★★★☆☆
プロジェクターを黒板に投影して授業
難易度★★★☆☆
活用度★★★★☆
黒板にプロジェクターで資料やスライドを投影し、黒板に映し出された上に書き込んでいくことで理解が深まり、学習効果の高まりが期待できます。
プロジェクターでの授業は、モニターに映し出すだけではできなかった書き込みができることが最大の特徴です。
先生側の活用スキルが試される事例であり、生徒側の使用は少ないかもしれません。
しかし、使い方によっては生徒の使用も考えられます。
例:一枚の白紙のスライドを投影します。スライドをクラスのみんなで共同編集できるように設定しておきます。思ったことや考えたことをそこに書き込むように指示しておけば、みんなの前では意見を出しづらい子も意見を出すことができます!
【Googleジャムボード】の活用
難易度★★★★☆
活用度★★★★★
この点が最大のメリットといっても過言ではありません!
iPadでの教材研究
難易度★★☆☆☆
活用度★★★☆☆
情報化社会が進展している現代で、まだまだ紙文化が根強いのが学校現場です。
その中で、ICTを活用し進んだ教育を目指すために、教員もタブレットやiPadを活用した授業研究をしていく必要があります!
なぜ、おすすめするのかというと楽だからです!
デジタル教科書が導入されている自治体では、デジタル教科書をタブレットで開くことができ、いつでも教材研究が可能になります。
授業では、スライドを提示することが増えてきたためすぐに作成できるタブレットを持っておくと便利です!
まとめ
今回は、ICTの活用を難易度別にまとめてみました。今後ICTの活用がさらに広がり、学校での授業実践が増えてきます。
その中で、様々な活用ができるように今回のじれをもとに実践してみてください!
ICTの活用だけが良いわけではなく、今までの「チョーク×トーク」の授業と並行して活用法を考えていく必要があります。
ICTについて苦手な方もいると思いますが、まずは自分で触ってみることが大切です!
ぷりん先生ブログ
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