はじめに
教員になるためには何から始めればいいんだろう?
私は、ある自治体の中学社会科を大学4年生の時に受験し現役合格をすることが出来ました。
教職教養では満点を取ることが出来たので是非ひとつの意見として参考にしてみてください!!
私は、教採を受ける時に一番不安だったことが
自分の持つ情報の少なさと知識の少なさでした。
教採というのは、情報戦であると私は考えています。
いかに情報や知識を持っているかで合格か決まると思います。
なので、その時に私自身が集めた情報や対策の仕方をまとめました。
この資料を読んで、少しでも教員採用試験合格者が増えたらいいと思っています。
1:教員免許の取得
教員になるためにはまずは免許が必要ね。どうやって取得するか知ってる?
大学に行ってればもらえるのかな? よくわからないやW
教員と聞くと教育学部をイメージしますが
教育学部でなくても免許を取得できる大学は山ほどあります。
私自身も社会科の免許を教育学部ではない学部で取得しました。
私の大学では、様々な教員免許を取得することができ、
社会科と体育科の2つの免許を取ることも可能です。
私自身は、文学部だったので中学社会科と高校地歴科の教員免許を取得しました。
教員採用試験は中学社会科で受験をしました。
近年、教採で中高両方の免許を持っていないと受験資格すらない自治体も増えているので
絶対に中高両方の取得を目指したほうがいいですよ!!
2:教員にも種類が 「教諭・常勤講師・非常勤講師」
教師といっても、様々な雇用形態があり、
各自治体が独自に実施している教員採用試験で合格することで本採用の教諭として働くことができます。
もし、教採に不合格となってしまっても常勤講師(臨採)や非常勤講師として、教壇に立つことは出来ます。
常勤講師とは
公立学校では改めて教員採用試験を受けなければいけませんが、私立学校では経営状況、勤務態度や実力を総合して、数年後にそのまま専任講師になることができる可能性があります。
しかし、公立では1年契約なので毎年確実に働くことが出来る保証はないのが難しいところです…
教員採用試験は現在でも高難易度の試験であることは変わりなく教採に毎年チャレンジしている人もいます。
非常勤講師とは
非常勤講師は、常勤講師と比べ
自由な時間が多いので、教採に向けてしっかりと時間をとって学習に取り組むことが出来るところがメリットでもあります。
そのため、本気で教採合格を目指すために非常勤という選択をする先生も少なからず存在しているというのが実際のところです。
コマ数(授業数)×時給=給与 になります。
時給は2000円〜3000円が多いのではないでしょうか。その人の経歴や能力によって時給が変わります。
3:給料について
教員っていったいどれくらい稼げるのかな?
雇用形態 | 給料(初任給) | 昇給 |
教諭 (正規職員) | 210,000円 | 1年に1万UP↑(近年は6千~8千前後) |
常勤講師 | 200,000円 | ※① 上限が存在する |
非常勤講師 | コマ数×2500円~3000円 |
私が初任給を貰った時は、上の基本給+地域手当て+教職員手当などが付き、初任給28万くらいだったのを覚えています!
※① 常勤講師は、本採用と変わらない業務を行い、給料面でも大きく差はない。
引用[PDF]教職員給料表
4:実際に受験した 教員採用試験 概要
試験の概要
他の自治体では、集団討論などが実施されるが
私が受験した自治体では個人面接を2回行う特殊なものでした。
1次試験について
1次試験 (筆記試験)
- 専門科目50問60分
- 教職教養20問
- 一般教養30問教養・一般60分
- 課題作文45分
1次試験の対策 (社会科編)
目標点数(ボーダー)は7割以上
中学社会科では、地理、歴史、公民が出題
学習指導要領からの出題
問題は、全部で9題
出題比率:
学習指導要領 1題 = 5問
上の問題の比率は2021年の実施問題の例です。
過去10年分解いてみて
大きく変化していることがなかったため
この比率で今後も出題されると思われます。
この、データを見てわかるように
地理、日本史、公民からの出題が多いです。
そのため、自分が苦手としている科目を重点的に勉強したほうが伸びます。
地理
日本国内、ヨーロッパ、アジアの地域からの出題が多い。
日本史
江戸、明治からの出題が多い。
文化史はあまり出ない。
公民
経済、金融からの出題が多い。
政治・三権分立についての知識を確実に。
※高校で履修しなかった科目の復習は
YouTubeにある、トライイットでの学習がとても分かりやすかったです。(完全無料)
教職教養
教職教養は、20問出題
- 教育原理
- 教育心理
- 教育法規
- 教育史
- 教育時事
以上の観点から満遍なく問われる。
(下の表は過去問を参考に作成。)
倍率
平成29年度 中学社会科26,7倍
平成30年度 中学社会科13,2倍
平成31年度 中学社会科7,9倍
※いずれの年度も一般選考
(一般受験者のことほかの合格者は経験者や社会人枠での合格)からの合格者は1名のみです。
全国での教員採用試験の現役合格率は3割といわれており
社会科や体育科などの教科は特に倍率が高く、現役合格率は1割程度といわれています。
そのため、常勤講師を何年か経験してから本採用となるケースが多いです。
5:まとめ
教員採用試験の概要・難易度を話してきましたが、まだまだ奥が深い試験である。
各自治体によって試験内容が異なっていることもあり
対策がなかなか難しいのも難関試験といわれる点です。
しかし、近年では教員採用試験の倍率の低下が深刻化しています。
正直な話、小学校の試験は
だれでも受かる程度の倍率になってしまっている自治体も存在します。
次回のブログでは
教採の肝である2次試験の対策と様子について話していければと考えています。
ここまで読んでいただきまして本当にありがとうございました!
ぷりん先生ブログ
コメント
いろいろな事がリアルにわかりやすいです。
すごいですね
役に立ちます
いつも授業楽しくてわかりやすいです!社会の授業が1番楽しいです!
先生には感謝しかありません
そのおかげで私の成績が上がりました!
とても苦労されてることがよく伝わります!これからも頑張ってください!
授業プリント参考にさせていただきました。うちの中学でも活用させていただきます☺️